アジャイル開発検定Lv.1 合格体験記 ー初心者エンジニアの学習意義・難易度ー
アジャイル開発検定を受けてみた
こんにちは、にしかわです。
業界未経験入社の初心者エンジニアの私ですが、
今回、アジャイルソフトウェア開発技術者検定Lv.1試験を受験しました!
受験準備・注意点などは、以前、タロウさんがまとめてくれています!
本ブログでは、初心者で本試験を取得する意義、勉強時間・方法、難易度の肌感についてレポートします。
初心者エンジニアの受験意義は?
受験したのは、未経験入社後の1ヶ月目でした。
きっかけは、入社時にこのような試験がある、と勧めていただいたことです。
入社当初、スクラムやアジャイル開発については聞いたことがある程度でした。
今後自身が組織で開発に携わる上で正しい知識を持つことは、たとえ直接サイクルを調整しない場合でも
- リーダーが決定を行なった際の背景や意図を理解しやすくする
- 開発の基本概念や用語を理解することで、メンバーとのコミュニュケーションが円滑になる、ミスリードが減る
- 開発の全体像を理解することで、自身の役割や貢献がプロジェクトの成功にどのように影響するかを実感でき、より積極的にチームに貢献する意識が高まる
このようなメリットがあると考え、入社月にすぐチャレンジしました!
受験申込
試験形式はCBT方式のため、日時は複数から選択可能です。
休日に受験希望も、私が受験する月(翌月も)・場所では、休日の受験日がありませんでした…
平日の最も遅い時間は、16時半受付締切でした。
他メンバーの以前の受験時には休日に受験したそうなので、時期や場所により異なるかもしれません…!
勉強方法と時間
- 合計勉強時間:20時間(ながら動画視聴を含む)
- 学習期間:10日間
- 使用教材:「アジャイル検定公式テキスト: アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験レベル1対応」
公式テキストを使用した学習
まず、公式テキストをざっと1周し、知らない単語とその意味を全て書き出しました。
次に、公式テキストの演習問題を解きながら疑問点の残る部分を解消する形でテキストの2周目を完了。
演習問題は、正誤の理由を自身で説明できるレベルをクリアとして完璧にしました。
また、「アジャイルソフトウェア開発宣言」、「アジャイル宣言の背後にある原則」が基本となるため、これらは頻回に見返すようにしました。
公式テキスト以外の学習
試験本番の問題数60問と比較し、公式テキストの演習問題は20問と少なく不安だったため、下記を使用し知識の確認をしました。
- ChatGPTに「〜〜試験相当の練習問題を出して」等と依頼
(正答が曖昧なものもあるため、正誤の根拠は自身で説明できるくらいに確認をする) - UdemyやYouTubeでまとめられている関連動画の視聴
今回の試験内容とは離れますが、情報を集める中で、スクラム開発の情報やアジャイル開発とスクラム開発との違い等も知ることができました。
いざ、試験本番
⚠️出題内容については公表不可のため、詳細は触れていません
試験時間は60分、問題数は60問です。
内容の理解に時間を要する問題も多く、自信のない問題にフラグをつけながら、なんとか40分で一通り回答しました(本当は30分で解く目標でした。焦りました)。
その後、フラグをつけた問題を再考し、余った時間でフラグのない問題も見直しました。
この試験に限ったことではありませんが、実務経験がない分、実務に寄った分野はイメージが湧きづらく、迷うことが多かったです。
迷い決定した回答を最後の最後で変えたくなる現象、あれはなんでしょうね…。
結果
無事合格しました!
公式テキストの内容を理解することで、用語や開発手法に馴染みがない業界初心者でも問題なく合格することができました。
> 実務に寄った分野はイメージが湧きづらく、迷うことが多かった
→ 分野別の正答率を見ると、これを反映したような結果でした
最後に
未経験入社直後、開発手法について知識がない状態だったため、組織で様々なプロジェクトに関わる前に正しい知識や概念を知りたいと思い、今回の受験に至りました。
特に、経験が少ないとプロジェクトにおいて受け身になりがちかと思うのですが、
開発手法の基本知識・概念を学び、自己組織的なチームの一員として全員が主体的に関わることが良い環境を作り出すことになる、チームに貢献できることを理解しました。
それにより、チームへの貢献のために主体的に、積極的に行動しようという意識が高くなる、等のメリットがありました!
学習コストは高くないため、これから開発に関わる初心者エンジニアの方が、
正しい知識を得るきっかけに本試験を活用することは有用だと感じました!