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【2025年2月時点】Webエンジニア向けの生成AIサービスまとめ(Eraser AI, Devin, Onlookなど)

ハコザキです!

最近、生成AIの進化がめざましく、Webエンジニアの仕事をサポートしてくれるAIサービスがどんどん増えています。XなどのSNSやProduct Huntなどを眺めていると、毎日新しいAIサービスが登場している気がして、追うのが大変になってきています。

今回は、そんな最新の生成AIサービスを「総合型」「開発支援」という2つのジャンルに分けて紹介します。
ChatGPT・GitHub Copilotはみなさん知っていると思うので、ChatGPT・GitHub Copilot以外のサービス
について簡易メモ的にご紹介します。
どれか一つでも「知らなかった!」「使ってみたい!」と思えるツールがあれば嬉しいです!

総合系AIサービス

Gemini

https://gemini.google.com/app?hl=ja

最近だとテレビCMにも登場してきてかなり身近なサービスの印象です。
CMを見た感じ、ググる からGeminiに相談する といった利用シーンを変えているなぁと思いました。

Googleアカウントでログインすることで、GmailやGoogleマップ、
Googleドキュメントから参照し回答してくれるそうです!

特徴

  • Google製のAIモデルのため、Googleサービスとの互換性が高い
  • テキスト・画像・音声や動画といった複数のデータを同時に扱うことができる

Claude

https://claude.ai/new

ClaudeはChatGPTやGemini同様、対話型のAIサービスです。
長い記事、ニュース記事、文書、会話、さらには本の簡潔な要約を生成することが得意です。

Claudeの特徴の一つでもあるArtifacts機能を試してみましたが、
チャットとは別に制作物を管理・保存しているためAIと対話して一つの成果を求めている感が強いと思いました。

特徴

  • 自然な日本語文章を生成する能力が高い
  • 「憲法AI」と呼ばれる独自の技術を採用、差別や偏見、暴力的な表現などを含む有害な情報の生成を抑制している
  • Artifacts機能といったリアルタイムで視覚的なコンテンツを生成することができる

開発支援系AIサービス

GeminiやClaudeは割とWebエンジニアでなくても利用シーンが多いと思います。
ここからは開発支援というジャンルのAIサービスについてご紹介します!!

Create

https://www.create.xyz/docs/welcome

Createは、コードを書かずに自然言語でサイトやWebアプリを作れるAIサービスです。
サイトの新規ページで試してみましたが、アウトラインなどのコンテンツ情報をもとに、デザイン&コード生成までしてくれて非常に便利でした。
Webアプリは対話が必要そうですが、簡易的なサイトであればこれだけで完結してくれそうな印象です!

また、コミュニティ機能を提供しており、他ユーザーの成果物が見れるので参考になります。

Eraser AI

https://www.eraser.io/

Eraser AIは、AWSアーキテクチャ図やシーケンス図、ER図などを生成するAIサービスです。

実際に試してみましたが、以下のようにシーケンス図も素早く出力してくれて複雑な仕様の理解のために図で理解するときに非常に便利です。
上流工程で必要な設計作業のアシスタントとして非常に便利なサービスです。

Devin

https://devin.ai/

Devinは、完全自立型AIエンジニアを謳ったAIエージェントサービスです。

AIエージェントとは、従来のプログラミングの補助といった位置付けのAIサービスとは異なり、 指示を与えることで課題の理解・コードの作成/修正・動作確認といった一連の流れを、 主体的に行動をしてくれるサービスです、

最低$500/月と一見高額なサービスですが、エンジニアを1名新規参画するよりも効果があるのか、 利用する自社サービス系の会社が増えている印象です。

GitHub PR上やSlackなどから実行依頼することができ、
技術的負債解消系のタスクに向いているようです。

Cline

https://github.com/cline/cline

ClineはDevin同様AIエージェントサービスです。
VSCodeのようなIDEの拡張機能として追加し、 OpenAPIのAPIキーとモデル設定することで使用することができます。OpenAIやDeepSeek, GeminiといったAPIプロバイダー・モデルをサポートしております。

IDE上で動作するため、手動でコードの調整が行いやすいのも強みだと思います。

Cursor

https://www.cursor.com/ja

CursorはAI支援機能を標準で搭載している統合型開発環境(VSCode派生のIDE)です。
GitHub Copilotを入れずに、複数行の同時編集やWeb検索、チャット上に画像添付といったことができ、次にカーソルを置く位置を予測してくれたりもするそうです…!
サードパーティライブラリのドキュメントをAIに読み込ませる機能もあり、VSCodeよりもAI機能が充実している印象です。

Onlook

https://onlook.com/ja/

OnlookはFigmaのようなデザインツールの位置付けです。
デザインの生成から、React + TailwindCSSをベースとしてコードを生成してくれます。
Figmaのような既存デザインツールと異なり、デザインとコードを同時に扱うことができます。

Cursorと連携することでデザインとソースコードが双方向で同期されるため、デザイナーとエンジニア間のコミュニケーションがスムーズになるかもしれません…!

まとめ

生成AIをうまく使えば、開発がスムーズになったり、アイデアを形にするのが簡単になったりと、良いことがたくさんあります。

ただ、AIを活用する以上、最終的な成果に対する責任は自分自身にあります。
AIの判断をそのまま採用するのではなく、あくまで補助として活用する意識を持つことが大切だと思っています。

今回紹介したAIサービスの中で「使ってみたい!」と思うものがあれば、まずは登録して試してみてください。

ChatGPTだけで満足している方!もっと便利なサービスが見つかるかもしれません…!!
AIを味方につけて、より快適な開発ライフを楽しみましょう!

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